アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダとは

有益な人生、無益な人生、幸福な人生、不幸な人生、人生の長さ、人生そのものが説かれるもののことを言う。
(チャラカサンヒター・スートラスターナ第1章)

解説:これらは30章に詳しく述べられていますが、自分自身の人生をより良く生きるための智慧がアーユルヴェーダの古典には沢山散りばめられています。

「アーユルヴェーダ」のことばの意味

アーユルヴェーダという言葉はサンスクリット語で「アーユス」という言葉と「ヴェーダ」という二つの単語から成り立っています。アーユスとは「命」「生命」を意味する言葉です。「ヴェーダ」はVID「知る」という動詞から派生した言葉で「知るに値すること」「知るべきこと」「知恵」「叡智」という意味です。

アーユルヴェーダの教科書

アーユルヴェーダが説かれている主な経典は「チャラカサンヒター」「スシュルタサンヒター」「アシュタンガフリダヤサンヒター」の3つで、アーユルヴェーダの三大経典(ブリ八トライー)と言われています。すべての経典は古代インドの言葉サンスクリット語で書かれており、その起源は5000年前にさかのぼるといわれています。太古の文字で書かれており、かつ現在においても解読できる世界でほかに類をみない重要な経典となっています。

アーユルヴェーダの歴史

古くからインドに伝統的な医学体系として伝わり、時代の流れの中でネパール仏教とともにシュリランカやアジアの国々に伝わっていきました。アーユルヴェーダの伝承の歴史は紀元前にさかのぼり、5000年の歴史があると推測されています。
世界三大伝統医学のひとつであり、紀元前の太古の昔から時代の中で多くの国々の医学の発展に影響を与えてきた医学体系であるとともに、現代にいたってもなお、インドを中心に発展を続けている世界的に最もロングランな医学と言えます。
アーユルヴェーダの古典チャラカサンヒターにはこのアーユルヴェーダの知恵がどのようにして人間に伝わってきたかが記載されています。 しかし、「アーユルヴェーダの伝承」には歴史や時間的経過はあっても、「アーユルヴェーダの英知」そのものには始まりも終わりもないとされています。

アーユルヴェーダは生命とともにある

アーユルヴェーダは「生命とともにある」といわれています。
どこか遠くにあるものではなく、生命の中に、生命とともに、私たちの無意識や本能の奥にひそむ英知と言えるでしょう。
また、世界保健機構WHOにも認められている医学でもあり、その医学的貢献は世界の多くの人たちが注目しています。
日本ではまだまだ「美容/エステ」というイメージしかないアーユルヴェーダですが、インドではアーユルヴェーダは「医学=生命の知恵/科学」であり、国立のアーユルヴェーダの病院が西洋医学の病院と同じように存在し、アーユルヴェーダ医師は医学部でアーユルヴェーダを6年にわたって勉強を積んでいきます。