【日本女性の6割貧血!アーユルヴェーダ的「貧血」とその対策】
「貧血」は「食べ物が消化された原液=ラサ」が減少もしくは質が悪くなっておこります。
この「原液」が体の中で様々に消化されて抽出されて体の組織ができてきます。
「原液」が少ないとそれを原料にできる「血液組織=ラクタ」が少なくなります。
症状は
- 皮膚の乾燥(コラーゲンの減少)
- 疲れやすさ
- 体が痩せてくる
- 動悸
- 大きな音に耐えれなくなる、
- (その者は)は酸っぱい味を欲したり
- (氷など)冷たいものを欲する
- 硬いものをガリガリしたくなる。
- 血管が破れやすくなり内出血しやすい
- 体の乾燥 (アシュタンガフリダヤ11章)
この状態はまさに現代医学的に言う「鉄欠乏貧血」の状態です。
アーユルヴェーダにおける鉄欠乏貧血の原因は
- 食べたものの質が悪い
- 消化力が落ちている
解決方法は
- 足りない組織に「似ている質」がある食べ物を食べる
- 消化力が落ちた原因を究明し消化力を上げる
一般的な消化力を上げる方法は
お白湯の摂取とジーラカ(クミン)の摂取がおすすめです。
その上で「似たもので補う」
この時代には動物の血とかであったのかもしれないですが、つまり現代医学的に言えば
鉄とビタミンを補うことに相当します。
消化力を失う原因である恐れ 悲しみ 心配 夜更かし 生理的欲求を我慢することなどをなくしていけば予防になります。
※アーユルヴェーダに詳しい人向けに
アーユルヴェーダのマーダヴァニダーナに書かれてある「パーンドゥ(サンスクリット語で白っぽいという意味)」という状態を「貧血」と思われる方もいるかもしれませんが、
パーンドゥは現代医学的に言えばただ「貧血」ではなく「再生不良性貧血」「白血病」に近い病態。鉄の欠乏による貧血とは機序が違います。