アーユル視点【ジャイアンと出来杉くんは同じエネルギー】
ドラえもんにでてくるジャイアンと出来杉くん。
世の中にも似たような人はたくさん存在してそうですが、アーユルヴェーダ的視点ではおもしろいことに両者の体質に流れるメインのエネルギーは同じ火のエネルギー。
ではどうしてこのような差が生まれるのでしょうか?
火のエネルギーは体の中でバランスがとれていると
ちょうど火が気持ちよく安全な環境のコントロール下で、熱源になったり料理に使えたり便利なものになるようにとても有益です。しかし、同じ火がコントロールできない状況になると、とたんにやけどや火事といった命を脅かす危険なものとなります。
同じように火のエネルギーは体内でバランスが取れていれば、消化活動、体温、筋肉の育成、代謝、ホルモン分泌、賢さ、勇気、知性、理解力といった心身に調和的に働きます。
しかしバランスを崩すと攻撃性、批判、怒り、暴力、権力主義、胃酸過多、潰瘍、炎症、発熱、自己中心的な特徴となり心身に破壊的に働きます。
火のエネルギーには「入り込む」「侵入する」といった「鋭い」作用があるがゆえにエネルギーのバランスが崩れると大変に危険なものになります。
出来杉くんのなかにはバランスがとれた調和的火のエネルギー、ジャイアンはのなかには破壊的火のエネルギーがアーユルヴェーダの視点から推察できます。
バランスがいいときと悪いときの差が激しいのもこの火のエネルギーの特徴です。